2014年7月7日月曜日

次の【事例】を読んで、【問】に答えなさい。 【事例】 P保育士

(保育士試験 平成23年度(2011年) 児童福祉)
次の【事例】を読んで、【問】に答えなさい。

【事例】
P保育士は、保育所で仕事を始めたばかりである。初年度は、経験豊かなQ保育士とともに、年長児の担当をすることになった。
P保育士は、保育所が実に(1)多様な家庭の子どもたちの保育をしていることを間もなく知った。

たとえば、S児のお迎えがいつも高齢の方であることが気になり、Q保育士にその理由を尋ねると、S児は父子家庭の子どもで、父親が仕事で忙しいために、父親の実家の人が送迎をしてくれているのだと教えてくれた。
T児は、保育所を休んだり、遅れて来たりすることが多い子どもである。T児についてもQ保育士に尋ねてみると、T児は母子家庭の子どもなのだが、母親がうつ病を患い、生活保護を受給しており、保育所でも今後どのように対応しようかと検討を重ねていると教えてくれた。U児は、少しおっとりした性格で、友だちから、からかわれることが多い。

軽度の知的障害が疑われるが、まだ診断は受けていないという。家庭との連絡帳から、母親の「友だちとうまく遊べてないのではないか」「先生のいうことをちゃんと理解できているだろうか」など、(2)U児に対する不安な気持ちが強くうかがわれる。

こうしていろいろな家庭があることから、P保育士は、Q保育士に、「もっと積極的に保育所で(3)子育て支援ができないだろうか」と話してみた。

【問】
次の文は、下線部(2)U児に対する不安な気持ちに対して、P保育士がU児の母親に、まずはじめにどのように応答したらよいのかについての記述である。最も適切なものを一つ選びなさい。

1 「U君は障害を持っています」と断言する。
2 「お母さんの心配な気持ちはよくわかります」と伝える。
3 「将来は何も問題がなくなります」を励ます。
4 「病院でまだ診断を受けていないのは困りますね」と伝える。
5 「まずは家族でよく話し合って、その結果を必ず報告してください」と指導する。

答え
http://flily.me/exam/?id=252dc6f30b2d20415dac27d1c784f6a6c6

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